[おとうとなおし・オトウトナオシ・otoutonaoshi]
意味
日本のとある地方でも1945年頃まで実際に行われていた風習。
夫が若くして死亡した場合、その弟を未亡人となった義理姉と結婚させ寡婦と子を養わせることで、その家系の安定的存続を図った。
逆縁婚、もらい婚とも言う。西洋におけるレビラト婚(レビレート婚)のこと。
考察
生存環境が厳しく男が死亡しやすい状況が続いている社会では、父性一妻多夫制 (fraternal polyandry)が行われているようだ。つまり兄弟で一人の妻を娶る結婚形態。
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