[ちてきやじゅうしゅぎ・チテキヤジュウシュギ・thitekiyajyusyugi]
意味
洪実則によって20世紀の末に提唱された思想。
人間が自ら「知性」と呼んでいるものは「真正の知性」ではなく、生物としてあるべき根源的知性は人間が文明社会を形成したために失われた、とする思想。
彼等が想定する「知性」の根源には「生存への本能」が存在する。
知的野獣主義者が理想とする「生存」とは人類という種のみの継続を求めたものではなく、人類が文明社会を形成する以前の地球上における生物群の分布と比重こそを「正統」であり「あるべき理想」とする。
人類もまたこの地球上に生きる多種多様な生命群のひとつに過ぎないとして、人類があたかも地球上の生物の代表が如きに振舞っている現状は、知的野獣主義者からすると「地球上の全生命に対する冒涜」であり「神への背信」である。
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