人活辞典

世間人間で恙無く暮らすための道しるべとなるように書いているつもり

[あく・アク・aku]

意味

1.対立する信条・思想・宗教などを有する者

2.権力抗争・武力闘争に敗北した側

3.一時的ではあるが人類同士の無益な闘争を阻止する可能性を有する者。人類の敵

4.思春期の少年少女が感染する精神的酩酊を伴う病

5.人類という存在そのもの

 

補足

究極にして真正の悪とは次のような存在である。

 

その姿を現せば百花繚乱の園は瞬く間に色褪せる

その声が響けば迦陵頻伽の声さえも翳んで消える

その腕が持つ武器を前にして億の軍勢も灰となり

その脚が踏まぬ土地などこの地球上に存在しない

その知略を耳にして数多の軍師や賢者が縊死した

その武勇を目にして数多の武人や英雄が自刃した

 

しかし「悪」はその存在を決して我々に気づかせない。

本当の悪というものは、市井の善良で平凡な人々に紛れており誰にもその正体は知られていない。

彼或いは彼女が「悪」であることを知ってしまった者は全て、棄世を余儀なくされてきた。

 

安寧に生き続けたいならば、潜む者の真実を暴いてはならない。

本当に。

 

 

この辞典は随時更新されるかな?