人活辞典

世間人間で恙無く暮らすための道しるべとなるように書いているつもり

特別上級国民制服着用を義務付ける法律の制定について

【略】

意味

〇〇国は人外勢力の潜伏型植民地の一つ。

近年、目に余る貧富の差や階級固定が進み、庶民の心身が国家と富裕層への不信と不満に蝕まれた結果、世相は排他的で自己中心的で殺伐としたものとなった。それは人外勢力の快適な人間擬態生活にも悪影響を及ぼすこととなる。

外国人や少数民族や性的少数者に対する偏見や差別が強い人間社会というものは人外諸君にとっても暮らしにくい社会であることは皆さんご存じの通り。

人外勢力側の執行機関は、〇〇国の惨状の原因はこの国の政治家と官僚にあると断定。

〇〇国の民主主義的平和と繁栄を取り戻すため、「内閣や国会議員や官僚が一般国民のために滅私奉公する社会制度」を提案(命令)した。

 

【特別上級国民制服】

内閣閣僚、国会議員と中央省庁官僚=特別上級国民だけが着用を許された制服である。

肌色の全身タイツの形状をしており、股間部分は穴が開いているのでトイレの際も脱ぐ必要はない。特別上級国民は24時間365日この制服の着用が義務付けられている。

昭和95年2月29日より、「全ての特別上級国民は己の清廉潔白と非武装を証明するため全裸を義務付ける」法律が制定されたが、「突然の全裸には抵抗が」「まぢ寒い」などの現場の声にお答えして保温性に優れた全身タイツと膝下丈ソックスと学校指定上履きの着用は許されることとなった。非武装の視認性の観点から全身タイツは素肌が透ける厚さの素材と定められている。

 

この羞恥心を煽る破廉恥な制服を着た状態で無能を晒すことは、彼らにとっては致命的である。24時間配信(観客任意の視点から視聴できる最新の映像方式)される特別上級国民観察で彼らの一挙一動は全国民に監視されている。国民に対して不実な行動を成した特別上級国民は主に下半身に注目したカメラワークでログを撮られ、罵倒コメントとともにヲチ対象とされる。

一方、国民のためになる仕事をしている為政者はというと、このようなバカげた扮装をしていても尊敬され輝いている。

 

こうして、〇〇国は真の民主主義を実現した。人外勢力側執行機関の暗躍を「内政干渉」として告発しようとした某政党は「人外勢力に関する発言をしようとすると口から『小学生が7日連続で履いた靴下の片方』が飛び出す呪いをかけられて失脚した。

 

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