人活辞典

世間人間で恙無く暮らすための道しるべとなるように書いているつもり

一軒家商法

【いっけんやしょうほう・イッケンヤショウホウ・ikkennyasyouhou】

概要

2017年から放映されている日本のテレビ番組「ポ〇ンと〇軒家」(テレビ朝日系列)などの情報バラエティの人気に便乗して行われている悪徳商法。

都市部に生まれ育ち、地方の実情に詳しくないが「スローライフ」とか「丁寧な暮らし」に憧れている人々が犠牲になっている。

ターゲットのPCあるいはスマホなどの情報端末をハッキング。被害者に架空の「人里離れた場所の一軒家」情報を与える。ブログ、SNS、果ては地図アプリの衛星画像まで巧みに捏造。「移住」「数日間の滞在」「日帰り旅行」など、ターゲットが実行に移しそうなランクごとに「古民家売ります」「温泉付き隠れ家的温泉旅館」「人気の古民家カフェ」など架空の店をでっち上げ、ターゲットの到着を待つ。

最初の来訪ではこれといって事件は起こらない。訪れた者はほぼ100パーセントが来訪先の風景やご当地グルメ、おもてなしの素晴らしさに感動し、再び訪れたいとSNSに書き込みを行う。

問題は2度目にその場所を訪れた時だ。そこには何もない。道を間違えたのかと辺りをさ迷うも続くのは獣道ばかりで文明の痕跡のない山林が続いている。

早々に諦めて下山した人は幸いである。半数以上のリピーターはそのまま帰らぬ人となった。

 

犠牲者の末路について

仮説1.SNS上に犠牲者が書き込んだはずの「山奥の一軒家」情報はいつの間にかすべて消えている。また、行方不明者の存在自体が戸籍からも人々の記憶からも消滅しているケースが半数にのぼることから、これらの事象には「未来人」が関与しているのではないか、と推測される。犠牲者達は「素材として活用された」

仮説2.「生命の樹旅団」による布教活動の一環。この集団は「聖なる白文帳事件」にも関与している可能性がある。行方不明になっていた人物が数年から数十年後にひょっこり帰ってくる事例(それまでの記憶を全て喪失)では被害者が全く老化せず寧ろ若返った状態で保護されている。この件について「生命の樹旅団」からの声明はされておらず、当局も集団の関与には言及しなかった。「生命の樹旅団」の関与を疑い独自取材を続けていたジャーナリストのE氏も「一軒家」で行方不明になり、15年後に記憶喪失の幼児の姿で発見された。

 

www.minakata888.com

 仮説3.「知的野獣主義者」による「教育普及活動」に巻き込まれた懸念。

近年、「リカヨン夫人」を名乗る富豪が各地の山林を買いあさっている。この人物は知的野獣主義を提唱した「洪実則」を経済的に擁護しているとされる。この思想集団に教化された人々が都市生活を放棄する事例があり、山中の施設で集団的教育普及活動が行われているのではないか、と推測される。

 

www.minakata888.com

 この辞典は随時更新されます。